ロマン・ロランの生涯  トップページへ

1926年1月29日 生誕60周年を祝う記念出版相次ぐ


ロマン・ロランの生誕60周年を記念して出された「ヨーロッパ」誌の特集号(写真上)には、バルビュス、シャトーブリアン、デュアメル、ゴーリキー、ルナチャルスキー、モンテルラン、アプトン・シンクレア、エルンストトラー、ウナムノ、アルコス、マルチネ、島崎藤村らが寄稿した。

ゴーリキー、デュアメル、ツヴァイクが編集代表となり、スイスで刊行した『ロマン・ロランの友らの書』(写真下4点)。には、アラン、ガンジー、シュヴァイツァー、アインシュタイン、ヘッセのほか、日本から倉田百三、片山敏彦、高田博厚、尾崎喜八らが寄稿した。

『友らの書』の見返しには、編集者ロニガーの自筆で献辞が書き込まれている。贈り先はマルヴィーダ・フォン・マイゼンブークの研究者として知られるベルタ・シュライヘア。



「ヨーロッパ」誌 特集号


『ロマン・ロランの友らの書』


編集者ロニガーの自筆献辞 ベルタ・シュライヘア宛


フランツ・マズレールの版画


リヒャルト・シュトラウスは楽曲を捧げた(献辞部分)