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1914年― バウズ・アンド・バウズ書店によるロランの反戦論文の英訳冊子


ロランの戦時の日記(1914年11月)に次のようにある。

「ケンブリッジ・マガジーン」誌は11月14日号に、『戦いを超えて』の翻訳(Above the battle field)をのせた。ガイヤス・カレッジのE・K・ベネット訳で、私への讃辞が添えてある。 〈みすず書房『ロマン・ロラン全集【27】』所収「戦時の日記1」片山敏彦ほか共訳 P123〉

その後、バウズ・アンド・バウズ書店がラウズ・ディキンスンの解説を付けて小冊子を刊行した(写真上)。同社は1915年3月、ロランの論説「偶像」の英訳も冊子にして発行した(写真下。初出は「ジュルナル・ド・ジュネーヴ」紙1914年12月4日号)。ロランの戦時の日記(1915年3月)から。

私の「偶像」が英語のパンフレットで出た。(ケンブリッジ、バウズ・アンド・バウズ書店でF・ファン・エーデン宛の私の手紙を添えて。) 〈同書P301〉




冊子「戦いを超えて」英訳


冊子「偶像」英訳